【資生堂 Uno OJ360~つかもうぜ!オダギリ・ボール~】
クライアント:株式会社 資生堂
商品名:ヘアスタイリング剤 「ウーノ パワーモーション」
実施期間:2008年9月5日~
キャンペーンメッセージ:「軽いのにキマる!」
ターゲット:特に「ドラゴンボール」に馴染みのある20~30代男女
詳細:
【オダギリ社員】
軽い仕上がり、高い整髪力と持続力が特徴のヘアスタイリング剤「ウーノ パワーモーション」の発売に際して、
新TVCM、WEBコンテンツを制作。
キャラクターには、若年層に人気が高いオダギリジョーを起用。
“オダギリジョーが資生堂に就職”という設定で、オダギリが「ウーノパワーモーション」の宣伝担当として
「軽いのにキマる!」をキーワードに資生堂のオフィスや研究所、工場などで
広告活動のヒントを探し回るというストーリーでTVCMやWEBムービーを展開。
【つかもうぜ!オダギリ・ボール】
名刺を交換したり、社員食堂で食事をしたり、
コンビニで商品を並べたり、など資生堂の社員として過ごすオダギリジョーの姿を映した
ムービーを55バージョン用意。
「OJ360」というマシンのレバー左右に動かすと、オダギリ氏のデスクまわりの映像を360度見ることができる。
映像のどこかに隠れているボール(オダギリボール)を見つけると1話ずつ新しい映像が見られるという仕組み。
隣のデスクの人が戻ってきたり、オダギリ氏の服装が変わるなど、映像は日時と共に変化する。
ゲットした映像は「オダギリボールコレクション」に1つずつ追加される。(繰り返し見ることができる)
新しい映像を見たい場合は、「コレクション」の欄外をクリックするとOJ360の映像に切り替わる。
「実家の母も安心しています」#8
名刺を交換 #6
「(真木よう子と)一回共演したことあるんですよ」#15
【バズポイント】
・オダギリオジョーが資生堂に就職!
・実際の社員やオフィスを使った、徹底したリアル感の演出。
・ドラゴンボールを彷彿させる「つかもうぜ!~」のフレーズ
・ボールを見つけると、55バージョンのムービーを1つずつ見ることができる。
【ネット上のコメント】
・「55バージョン、ファンにはたまりませんな。
・「55バージョン、ファンにはたまりませんな。
ボールを次々捜して新しいバージョンを見たいような、もう少しとっておきたいような・・・。」(2008年9月6日)
・「キャンペーンサイトなのにめずらしく30分ぐらい滞在して50回ぐらいCM見ましたw
商品が刷り込まれています。みごとはまってしまった消費者ですね・・」(2008年9月8日)
・「これはすごい、何度もサイトに訪れてしまいますね!こんな手法で集客とはすばらしい。」(2008年9月9日)

【”つかもうぜ!”の由来】
鳥山明氏の「ドラゴンボール」のお馴染みの主題歌「♪つかもうぜ!ドラゴンボール」から由来。
ドラゴンボールを7つ集めるとシェンロンが出てきて願い事を叶えてくれる。
「つかもうぜ」→本商材(つかんでヘアスタイルをキメる)とかけている。
【繰り返し見たくなる、セリフ】
例)
(ほとんどオダギリ氏のアドリブだとか・・・)
「(社員となって)固定給が毎月もらえるので、実家の母も安心しています(№8)」
「(CM撮影はたくさんの人に見られていて)屈辱的ですね(№19)」
「(資生堂に就職したというオダギリジョーが信じられないという映画監督に)
ボク仕事なんで、帰ってもらっていいですか?(№38)」
【コメント】
・ネット上のコメントを見ると、オダギリ氏のファンなど女性からのコメントが多く見受けられ、男性ユーザーだけでなく、裏側では女性へのアプローチにもなっているのかなと思いました。
シャンプーなんかも実際、男女隔てなく使用されてますし、(私の父もTUBAKI使ってたりします。)
男性向けヘアスタイリング剤とはいいつつも、ワックスぐらいであれば意外と男女問わず使われているのかもしれません。
・ムービーのセリフがほとんどオダギリ氏のアドリブということでゆるーい&面白い雰囲気を醸し出していて、ついつい次のを見たくなる&コンプリートしたくなります。ときどき、本物の資生堂の社員の方が遠巻きに見ているのが映っていたりしてリアル感満載です。
・OJ360で見られるデスク周りの映像も、リアルさに、ものすごく凝っています。
オダギリ氏の衣装が時間ごとに変わっていたり、隣の席の人が戻ってきて話をしたり、目薬を差した後ティッシュを探したり、などリアルなオフィスライフを見て楽しめます。ボールに見せかけた小物など演出も細かく、光の反射までもがボールに見えたり、ついついボール探しに引き込まれてしまいました。
・ムービーの多さ、面白さにフォーカスしてみましたが、よくよく考えると、これって職場の疑似体験ができる、超豪華版な職場紹介ムービーですよね。
次のクラレ事例のように、これからの時期、リクルートを意識したプロモーションが増えてくるのでしょうか。気になります。
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