アメリカの子供たちの間ではソーシャルメディアを介した「いじめ」が顕在化してきているようです。
アメリカの調査機関Pew Reserch Centerは2011年11月9日、アメリカの子供達におけるソーシャルメディア上での意志疎通とそこから生まれるさまざまな感情や「いじめ」に関する調査結果を発表。
まず見ておきたいのはアカウントの取得傾向。
上表でも分かるようにFacebookが圧倒的ですね。
12歳~17歳の4人に3人がアカウントを持っているという驚異的な普及率。
それに対して、Twitterが10人に一人というのは、日本の現状から考えるとビックリするくらい少ないですね。
そして気になるのは「いじめ」に対する数値。
過去一年間で12%の子供が「面と向かっていじめを受けた経験がある」と回答しているのに対し、テキストメッセージでのいじめが9%、オンラインが8%となっています。
オンラインというのは恐らくソーシャルメディア経由ということが想像できますが、対面で12%というのに対して8%というのは結構高い数値なのではないでしょうか。
ソーシャルメディアの功罪は多々あると思いますが、こちらは負の部分かもしれませんよね。
学校内での啓蒙活動やガイドラインの策定、リテラシーの向上が急務ですね。
<調査概要補足>
※今調査の子供に対する調査は2011年4月19日から7月14日にかけて、アメリカ国内に住む12~17歳の子供(799人、うちインターネット利 用者は770人)とその保護者に対し、英語とスペイン語を用いた電話インタビューによって行われた。
※大人のデータは2011年7月25日から8月26日に かけて18歳以上の男女・携帯電話経由者916人を含む2260人に対し、英語・スペイン語による電話インタビューで行われている。
※「ソーシャルメ ディアユーザー」とは、「ソーシャルネットワークやツイッターを使っている」と報告した人と定義する(子供の場合、623人・調査母体全体の78.0%が 該当する)
※両調査の調査結果は国勢調査などのデータによって、ウェイトバックがかけられた数字を使用している。
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