ちょいと興味深い記事があったのでご紹介。
米広告会社大手のジェイ・ウォルター・トンプソン(JWT)日本法人は、「10大トレンド」の2011年版を発表。
トレンドの内容のメインはアメリカ本社のトレンド調査チームが行っていますが、これに日本の状況を踏まえた視点が追加されています。
なかなか興味深いのでちょいと今後の参考にしていきましょー
2011年10大トレンドのキーワードは以下の通り。
1. 「この世のすべてはゲーム」
2. 「急(せ)き立てる経済」
3. 「コミットメント不在の文化」
4. 「食べて、祈って、テクノロジーして」
5. 「脱ハイテク」
6. 「小売店の第3空間化」
7. 「独創的な都市再生」
8. 「衝突する世界」
9. 「超パーソナライゼーション」
10. 「自己管理の外注化」
これだけだとちょっと分かりにくいので下記に解説を。
こちらはアドタイの記事より↓
1.「この世のすべてはゲーム」
ブランドのコミュニティーやコンテンツ、キャンペーンなどへの消費者の関与を促すため、ゲームの仕組みを取り入れて、消費者を刺激する
2.「急き立てる経済」
若く流行に敏感で情報通の買い物客の間では、「一刻も早く、今すぐ購入」といった買い物行動が見られる。「今すぐ行動に移してもらう」という戦略をインターネットから現実世界まで広げ、景気後退前にあった、「買ってから考える」行動に人々を戻そうという考え方。
3.「コミットメント不在の文化」
消費者は裁量範囲内の買い物だけでなく、高額品の購入でも、面倒な約束や責任を負わない気軽な買い物にシフトしている。商品を買わずにレンタルしたり、購入したものを売却したり、友人と共有したりするようになってきた。
4.「食べて、祈って、テクノロジーして」
世界中で、ハイテクノロジーを用いた機器やサービスが普及し、それらを使う能力と共に、食料や衣料と同様に生活に欠かせないものとなった。テクノロジー関連の消費が、他ジャンルの消費を侵食している。
5.「脱ハイテク」
父の日や感謝祭には、インターネットを利用しない「オフライン(Offlining)」キャンペーンへの参加など、インターネットから距離を置こうとする人々が増えている。
6.「小売店の第3空間化」
インターネット通販で購入したり、書籍や映画、ゲームのデジタル版をダウンロードする消費者が増えた。売り場は、EC(電子商取引)よりも楽しく有用で、満足感や特別感が得られるものを提供することになっていくだろう。
7.独創的な都市再生
都市が活気付くにつれ、生活環境の改善が優先されるようになる。地域の魅力が高まり、コミュニティーの結束が促される。
8.「衝突する世界」
インターネットと、物質的・身体的世界との境目が不明瞭になりつつある。冷蔵庫から犬の首輪まで、あらゆる道具がインターネットにつながるだろう。
9.「超パーソナライゼーション」
消費者はパーソナライズされた商品・サービス、体験を求めている。デジタル領域でも同様に、現在地や興味、世代、ソーシャルネットワークに基づいた情報を提示する。パーソナライズされた情報は、消費者に迅速な判断を可能にさせる。
10.「自己管理の外注化」
消費者が過ちを犯さないように、ある種の障害物やインセンティブを提供することで、衝動的に行動を止める役割を果たすブランドが増えると思われる。
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