みなさん、こんばんは
時間がなくてしばらくサボっていたのですが、久々に「プロモーションレビュー」を書いてみました。
右カラムのバナーにもありますように、一時期は「企業の広告宣伝担当者必見!?」ということで、ヒジョーにごく一部でご好評をいただいていたのですが・・ 笑
そんなワケで(どんなワケで?)、今回はNestleの「ネスカフェゴールドブレンド」をまとめてみました。
WEBコンテンツが暖かい創りでなかなか興味深いプロモーションなので、
良ければ参考までに☆
Nestle 「ネスカフェゴールドブレンド」
<基本情報>
● クライアント:ネスレ日本株式会社
● 商品:ゴールドブレンド
⇒日本人の口に合う、バランスのとれたマイルドな味わいと上品な香りが特徴
● 期間:2009年10月22日~
● URL:http://jp.nescafe.com/goldblend/
● キャンペーンメッセージ:「あたらしい自分、あるはず」
<概要>
● プロモーション骨子
▼ゴールドブレンドの歴史
・ ネスカフェゴールドは今年で生誕42年であり、この秋から新たなステージへ進んだ。多くの人から支持されている“マイルドな味わい”と“上品な香り”には磨きをかけ、更にはカフェラッテやカプチーノを楽しめる「ネスカフェバリスタ」も登場と、美味しさが広がっている。
・ そして、新しいゴールドブレンドの世界を伝えるために、広告キャンペーンも一新。「あたらしい自分、あるはず。」というメッセージのもと、写真家・蜷川実花さんを迎えた。まもるべきところはまもりながら豊かに進化してきたゴールドブレンドと、独自の作風を持ちながらクリエイティブな挑戦を続ける蜷川さんのスタイルが重なり、印象深いキャンペーンが繰り広げられている
● TVCM
・ その時代毎に活躍している作家や俳優、音楽家やデザイナーなどが次々に登場して、ゴールドブレンドの世界を表現。今回は、写真家・蜷川実花さんを起用
・ ストーリー:ゴールドワゴンに乗って、海辺の灯台にやってきた蜷川実花さん。ワゴンから降りてネスカフェゴールドブレンドを一口。すると、蜷川さんの中である想いが芽生える。「新しい自分あるはず。」思わず灯台を駆け上がると、そこにはこれまで見たことのない壮大で、幻想的な景色が持っていました。そして身体は自然と動き、気がつくとカメラでその景色を押さえた
◆ 過去のCM
・ 活躍している芸術家を起用し、ゴールドブレンドの世界を表現
・ これまでにCM起用した有名人は40名を超えている。小説家や華道家、バレエダンサーや俳優まで、幅広いジャンルのから起用
・ 1970年には「違いがわかる男のゴールドブレンド」キャンペーンがスタート。昭和・平成の映画監督、脚本家である、松山善三さんが出演。テーマソングはおなじみの「ダバダ」
▲ 第1回目の「違いがわかる男のゴールドブレンド」キャンペーン
・ 1991年からは「上質を知る男」というキャッチコピーに
▲ 28代目は石丸幹二さん。個人的に、「劇団四季 石丸幹二は知っている~」というフレーズが印象的
・ 2000年からは「違いを楽しむ人」というキャッチコピーに
▲ 36代目は唐沢寿明さん。後の40周年記念イヤーのCMでは遠藤周作さんと時代を超えた共演
・ ゴールドブレンド発売40周年の2007年には、「違いがわかる男」として印象的だった遠藤周作さんと、「違いを楽しむ人」唐沢寿明さんの時代を超えた共演が実現。話題となった。
● サイト内容
(蜷川実花フォトエッセイ)
・ 蜷川実花さんが、CMの舞台となった「アイスランド」での様子を集めたフォトエッセイ
・ TVCMの舞台裏がメインですが、まだ公開されていない写真では日々の出来事を綴る予定
(あたらしい自分に出会える旅)
・ キャンペーンメッセージである、「あたらしい自分、あるはず」と関連させた心理テスト
・ ゴールデンワゴン(CMにも登場)に乗って、旅をしながらいくつかの質問に回答することで、自分の中に眠る新しい自分を見つけよう!というもの
・ 心理テストの問題は年齢別(小学校入学前、思春期、青年期、現在)に区切られていて、背景も変化していく
・ 全てのゾーンに、過去の自分という設定の人形がいて、その子から問題が出題される
◆旅の内容
1、準備
・名前と性別、年齢、大切な人の名前を入力
2、旅のスタート
・色が鮮やかで見ていてワクワクしてくる全体図
・ゴールデンワゴンがどこを走っているか表示。各ゾーンで心理テストに答え終わるとこの画面に戻って来る
3、小学校入学前(5歳)
・可愛いビー玉が散りばめられている
↓質問が投げかけられるので回答
4、思春期
・気持ちがグラグラ揺れ動く年頃なので、カラーズブリッジとして揺れ動く心を表現
※車内にはネスレのキーホルダーが飾ってあり、何気なくアピール
↓質問が投げかけられるので回答
5、青年期
・将来について進むべき道を選択する年頃を、分かれ道で表現。今までは1本道だった
↓質問が投げかけられるので回答
6、現在の私
・幻想的な夜のシーンに。自分を見つめ直している自分に遭遇
↓最後の質問が投げかけられるので回答
7、ゴール
・CMで出てくる灯台をイメージ
・背景には、コーヒーをちゃっかりアピール
8、結果発表
・手紙が届いて、それをクリックすると、結果が表示される
・この結果は、ブログパーツとして自分のブログに貼ることができる
▼最後は「ネスカフェゴールドブレンド」をアピール
◆このゲームで遊んだ後に、ネスカフェ会員に登録すると、下記のようなメールが送られてくるようです。(ブログ調査にて発見)
① こんにちは。ネスカフェ ゴールドブレンド、「あたらしい自分に出会える旅」事務局です。
先日は、「あたらしい自分に出会える旅」にご参加いただき、ありがとうございました。5歳のあなたから、あなたのための「あたらしい自分」を見つけるためのアドバイスが届いています。
○○さいのぼくへ
こんにちは名無しくん げんきですか
きょうは おまつりにいきました。きんぎょすくいで きんぎょをとりました。
なかなかとれなくて かなしかったけど、きんぎょがとれたらうれしくなりました
名無しは きんちょうすると いらいらして、すぐ おこったかおになっちゃうのがだめって おとうさんがいいます。でも きんぎょは名無しのこと すきみたい。名無しがみると すぐこっちにきて みずのなかで なにかいってます
名無しくん きんぎょはまだげんきですか
おこらないで やさしくしてあげて
追伸
てれびにでてくる かんざししょくにんの おにいちゃんがかっこいい でも うちのおばあちゃんは おじいちゃんのほうが かっこいいって
②こんにちは。ネスカフェ
ゴールドブレンド「あたらしい自分に出会える旅」事務局です。
先日は、「あたらしい自分に出会える旅」にご参加いただき、ありがとうございました。11歳のあなたから、あなたのための「あたらしい自分」を見つけるためのアドバイスが届いています。
○○才のぼくへ
ぼくのこと覚えていますか?このあいだは、会えてうれしかったです。
今日は、図書室で本を借りてきました。本当は「かいけつゾロリ」が借りたかったけど、親友が借りたいといったのでがまんしました。
親友がにこにこしていたのでうれしかったです。図書室のおばさんがほめてくれました。
ゆずってよかったです。
夕ご飯は、カレーでした。お父さんがけちをつけて、お母さんがおこっていました。
大人は、なんでいつもいらいらしているのかなぁ?
けんかしないで、いまが楽しければいいじゃんって思います。
人生80年なら、○○才のぼくでもあと××年もあります。
もうねむいのでねます。
無理はきんもつです。
明日は、自転車で遠くに行ってみたらいいみたい。
追伸
図工の時間、みんな新聞紙でセーバーをつくりました。
わたしのセーバーは、オレンジ! チャンバラにも負けなかったもんね。
・ 時計の役目を果たしている
・ イラストは、「あたらしい自分に出会える旅」の中で登場したものが次々と変化していく
・ コーヒーカップになっている
・ マウスオンすると「それではいい旅を」という一言が浮かび上がる
●クチコミ状況
・ “ネスカフェ ゴールドブレンド”からポストカード5枚セットが当りました。すでにTVでも流れていて 見た時には「これ、これ!」とちょっと興奮しました。こんな風景の中でコーヒーが飲めたら気持ちいいでしょうね。(2009/10/26)
・ 昔、ゴールドブレンドといえば「違いの分かる男」っていう感じだったので、見ていて新鮮な感じがしました。(僕は毎日ゴールドブレンドを飲んでるので、それ自体は新鮮でもないです。)そして今日、日経新聞を見ていたら大きい一面広告に!!なんか・・・凄いですね~。ちょくちょく見ていて、あのCMに出てくる場所も気になったのでネスカフェ ゴールドブレンドのサイトも見てみました。あの場所ってアイスランドだったんですね。すごく遠くまで行って撮影したんだなぁ・・・。このサイト、フォトエッセイなんかもあるのでこれからも確認しなくちゃ(^_^)(2009/10/28)
・ 「道しるべを探すより、私が私の道しるべになろう」なんて呟いていますね(^-^)独創的なカメラマンである彼女らしいセリフです。(2009/10/29)
● コメント:
・ 「あたらしい自分、あるはず」というコピー、今の世の中にピッタリなのではないでしょうか。就職氷河期といわれ、思うように就職活動が出来なかったり、不況といわれ経済が落ち込んでいたりと、こんな暗い時期だからこそ、自分自身は前を向いて行くべきだと感じましたそして、「自分の知らない自分がどこかに眠っているかも」と気付きを与えてくれています。同時にゴールドブレンドにも、「まだ知らない未知のコーヒーへと進化していく」という意気込みを感じます
・ CMは相変わらず素敵です。私の記憶の中では、石丸幹二さんや熊川哲也さんが出演していた時が最も古いCMなのですが、子どもながらに芸術的なCMを見入っていました。上質な香りと味=時代のトップを駆け抜ける芸術家たちの作品が見事にマッチしていて、これからもこのシリーズを続けて欲しいなと思います。
・ ブログへの書き込みはすく少なかったので残念ですが、ゴールドブレンドファンからしてみれば、CMに女性を起用したことが新鮮のようです。アサヒドッドコムでも、特集ページが組まれています。http://www.asahi.com/ad/clients/goldblend/interview/vol01.html
・ 調査会社medibaの報告によると、「9割弱の女性が3年前に比べてコーヒーを飲むようになった」という結果があり、コーヒーはサラリーマンの飲み物というイメージはなくなっています。キャリアウーマンが増えている現代、男女共々、仕事のお供にコーヒーが必須なのでしょう。
・ 守るべきところは守り、変化すべきところは時代とともに変化していく。このポリシーこそが、42年間多くの人に愛されているゴールドブレンドの秘密なのかもしれません。
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