先日、米新聞メディア大手のトリビューンの事実上の倒産に関するエントリを書きましたが、アメリカ新聞市場はいまだかつてない逆風が吹き荒れてます。
米新聞雑誌部数公査機構によると、2008年4-9月期の米新聞507紙の発行部数は前年同期の4002万部より4.64%少ない3816万部。この507紙のうち、辛うじて増収となったのが「USAトゥデー」と「ウォールストリート・ジャーナル」の2紙だけだそうです。。
また、アメリカ新聞協会によると、08年第3四半期の新聞広告収益は印刷版、オンライン版あわせて18.1%減で、6四半期連続の減少となっており、この流れは今後も続くことが予想されています。
オンライン版の新聞への広告出稿は全体的に増えているものの、それではやはり限界がありますよね。老舗の新聞社であるワシントンポストのドナルド・グラハム会長も「かつて機能していた新聞のビジネスモデルはもはや成立しない」と言い切っており、今後さらに経営危機に瀕する新聞社が出てきそうですね
最近のコメント